こんにちは。旦那さんに2回も不倫されてなお再構築を選んだシアンです。
今回は、慰謝料請求の方法とその手順について詳しくご説明していきます。
これから慰謝料請求をされる方や、配偶者の不倫問題で悩まれてる方など、ぜひ参考にして下さい。
慰謝料請求の方法
不倫相手に慰謝料を請求する際の方法は、
- 自分自身でやる or 弁護士に依頼
- 書面 or 口頭で請求することを伝える
- 示談交渉 or 裁判
これらを好きに組み合わせて請求することになります。
たとえば、
- 自分自身で、書面で請求することを伝えて、示談交渉をする
- 弁護士に依頼して、書面で請求することを伝えてもらい、裁判を起こす
- 自分自身で、口頭で請求することを伝えて、示談交渉する
- 弁護士に依頼して、書面で請求することを伝えてもらい、示談交渉もしてもらう
などがよくあるパターンではないでしょうか。
詳しくは以下の記事でもご説明しています。
CHECK!
弁護士に依頼する際の注意点
弁護士に依頼する場合、不倫問題に強い弁護士を探して依頼しましょう。
実は弁護士によって得意・不得意がありますので、弁護士なら誰でもいいってわけでもないのでご注意下さい。
自分自身で請求する際の注意点
慰謝料請求の交渉から書面の作成まで自分一人で全部するのは、なかなか骨の折れる作業です。
もちろん、全てを自分一人で片付けてもいいですし、示談書などの書面の作成だけ専門家に依頼するというのも一つの手です。
ただし全部自分でやって、必ずしも問題が解決できるとは限りません。
中には不倫相手の不誠実さに、泣き寝入りとなってしまう人もいるでしょう。
私の泣き寝入り体験談
示談交渉からスタートする人がほとんど
実は、いきなり裁判を起こす方はごく少数で、多くの場合は示談交渉からスタートします。
ほとんどの方は、示談交渉がうまくいかなった時に裁判に発展しています。
もちろん、いきなり裁判を起こしても全然OKなんですよ。
ただ、裁判は時間も労力もお金もかかるので、最終手段として捉えてる方が多いんだと思います。
慰謝料請求の流れ
不倫が発覚してから慰謝料請求までの示談での大きな流れは、だいたい以下のような感じです。
- 証拠を集める
- 慰謝料の金額を決める
→法外な金額を請求しない方が短期間で解決しやすい - 慰謝料の請求方法を決める
- 示談書(和解書・念書)の準備、作成
→可能なら公正証書にする - 不倫相手との話し合い
- 示談書に署名、捺印
自分一人で慰謝料請求する場合でも、弁護士に依頼する場合でも、だいたい同様の流れ・項目ですよ。
もしこれで交渉がうまくいかなかったら、裁判に発展することになります。
①不倫の証拠は確保しておいて
大前提の話ですが、不倫の証拠がなければ慰謝料請求は認められません。
裁判に発展してしまった場合は、「証拠」が物を言います。
相手が自白しているなら、そんなに「証拠」は気にしなくてもいいですが、いつ主張を覆すやも分かりません。
昨日まではきちんと素直に不倫していたことを認めていたのに、今日になっていきなり主張を一転してきた
というようなことも起こりえます。
ですので、示談交渉をする前には、きちんと証拠を揃えてから慰謝料を請求するようにしてくださいね。
要チェック!
②慰謝料の金額を決めよう
不倫相手に慰謝料を請求すると決めたなら、いくら請求するのか、慰謝料の金額を決めて下さい。
慰謝料の金額自体は好きに設定できますので、あなたの良いと思う金額を請求しちゃいましょう。
金額を決める際のポイント
慰謝料自体は自分の好きな金額でOKなんですが、あまりにも金額が大きすぎると不倫問題が長期化してしまします。
『1千万円』などのあまりにも法外な金額を請求してしまうと、調停や裁判に発展する可能性がかなり高くなりますよ。
そうならないように、不倫相手が応じやすそうな金額に設定してあげることも一つのポイントです。
調停や裁判まで行くと、時間や費用だけでなく、労力もかなり必要になってしまうので、体力的にも精神的にも疲弊しちゃいます。
なので、あなた自身が慰謝料請求をする場合は、
- 「相場」と言われる金額
- 相手の年収
などを考慮した上で金額を決めてあげることも必要です。
慰謝料の相場は、離婚に至った場合で200万円、再構築の場合で50万円前後と言われています
不倫の慰謝料の金額は、その不倫の性質、期間、その後の夫婦の結果などによってかなり変動しますので、これらの金額は一つの目安程度にお考え下さいね。
③慰謝料の請求方法を決めよう
慰謝料の金額を決めることと前後して問題ないんですが、慰謝料の請求方法についても決めておく必要があります。
前述したように、
- 弁護士に依頼する
- 自分自身で請求する
のどちらかです。
あなたの都合の良い方で慰謝料請求しましょう!
弁護士に依頼する場合
自分で請求するのが不安な方や、きっちり制裁したい方、失敗したくない方は弁護士に依頼しましょう。
弁護士費用はかかってしまいますが、なにより安心して制裁ができます。
弁護士に慰謝料請求するメリットは、
- 不倫相手に慰謝料の金額等の交渉をしてくれる
- 示談書などの書類を作成してくれる
- 離婚調停や裁判、強制執行などの対応をしてくれる etc...
などが挙げられますね。
法律に沿って制裁しますので、弁護士に依頼すれば、
「慰謝料払いすぎたからやっぱり返して」
「脅されたから払った。けど脅す行為は違法だから、その慰謝料請求は無効よ」
「慰謝料払うように脅迫されたから支払いに応じたの」
というような、後からいちゃもんを付けてくるようなトラブルを完全に回避できます。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
CHECK!
弁護士費用はどれぐらい?
結論を先に述べると、はっきりした金額は述べられないのが事実です。
というのも、話し合いの上(もしくは調停・裁判で)決まった慰謝料の金額によって弁護士費用が左右するからです。
弁護士費用の内訳は大きく分けて以下のような感じ。
- 相談料
- 着手金
- 成功報酬
- 事務手数料
「相談料」とは、相談する際にかかる費用のことで、一般的には1時間あたり5000円程度です。
「着手金」とは、契約した際に発生する費用。弁護士がその案件に取り掛かるための費用と言った感じですね。20〜30万円に設定しているところが多いようです。
「成功報酬」とは、成功の程度に応じて発生する報酬です。慰謝料を獲得できた金額の10〜20%という設定のところが多いようです。
「事務手数料」とは、書類作成など、事務的な手続き、作成をする際に発生する費用。多くの場合で2〜5万円程度と言われています。
これらの弁護士費用に関しては、弁護士事務所により設定している金額は異なりますので、一つの目安として捉えるようにして下さい。
自分で請求する場合
少しでも多くお金を回収したいなら、あなた自身で慰謝料請求するのがおすすめです。
自分たちだけでの話し合いで済めば弁護士費用等もかからないので、必要最低限の費用しか発生しません。
自分で慰謝料を請求する方法は、
- 電話や口頭で直接言う
- 内容証明郵便を送る
の2択です。
直接言う
不倫相手に直接言う場合、電話で告げるか実際に会った時かのどちらかになるでしょう。
と、ハッキリ告げましょう。
言うタイミングは、不倫の証拠を確保できた後ならいつでも良いです。
不倫相手に請求する旨を伝えた後は、話し合いをして金額や支払い方法を決めて下さいね。
内容証明を送る
内容証明郵便を送るのも効果的です。
内容証明郵便とは?
内容証明郵便は、実は単なる手紙に過ぎないのですが、何やら公的な書類のように感じるので、精神的プレッシャーがかなり期待できます。
「今まで慰謝料の支払いに応じてくれなかった人が、内容証明が届いたらすぐに支払ってくれた」
というような事例があるぐらいです。
詳しくはこちらの記事も参考にして下さい。
CHECK!
内容証明郵便に関しては、それほど難しくないので、実は自分で作成することも可能なんです!
司法書士などの専門家に依頼するとその分費用がかかってしまいますが、自分で作れたら数百円で済みます。
自分で作成するなら、こちらの記事も参考にして下さい。
CHECK!
⑤示談書・和解書・念書の用意
不倫相手に慰謝料を請求し、慰謝料の金額や支払い方法を話し合った上で決めた後は、その話し合った内容を書面に残しておきましょう。
示談書や和解書、念書と言われるものになります。
書面の名称は何でも良いんですが、後々トラブルにならないためにも、しっかり書面に残しておいて下さいね。
もし、相手が慰謝料を支払わなかった場合、その書面を持って裁判を起こしたり、追加で制裁できるようにもなります。
詳しくはこちらの記事も参考にして下さい。
CHECK!
【追記あり】不倫後の約束事は必ず書面に!念書・示談書・和解書
公正証書だとなお良し
自分で示談書などの書面を用意するのは費用もかかりませんのですっごく経済的ですよね。
ですが、万が一の事態に陥った場合、この自分で作成した書面をもとに裁判を起こす、追加で制裁を与えるのは実はかなりの労力を要するんですよ。
ですが、「公正証書」に話し合った内容を残しておけば、万が一慰謝料の支払いが滞った場合でも、簡単に強制執行の手続きができちゃうんです。
公正証書とは?
「公正証書」は公的な文書になるので、この信頼性・安全性は折り紙つきなんです。
なので、不倫に関する慰謝料や不倫相手との約束事などは、できるだけ公正証書に残しておくのがおすすめです。
⑥不倫相手との話し合い
示談書などの書面も用意できたら、後は不倫相手との話し合いだけですね。
この話し合いでは、
- 慰謝料の金額
- 支払い方法
- 支払いの期日
- その他にも接触禁止
など等の約束事を交わすことになります。
詳しくはこちら
この話し合いでうまくいかなかった場合は、裁判で決着するしか方法はありません。
裁判になった場合の主な流れは以下のとおり。
- 訴訟を起こす
- 不倫相手からの反論
- あなたの反論
- 和解案が提示されることがある
→和解案に合意したら和解成立 - 和解できなかったら尋問
- 判決
詳しくはこちらの記事でも解説していますので、良かったらご覧下さい。
手順のおさらい
では、この記事の内容をまとめます。
慰謝料請求の方法
- 弁護士に依頼
→弁護士費用は要確認! - 自分でやる
→口頭で伝えるか、内容証明を送る - 示談交渉か裁判
慰謝料請求までの流れ
- 証拠の確保
- 慰謝料の金額
- 請求方法を決める
- 書面の準備、作成
- 不倫相手との話し合い
- 示談成立しなかったら調停・裁判へ
自分で慰謝料請求や書面の用意をされる方は、労力がかなり必要ですが、負けずに頑張って下さいね!
「慰謝料」に関する記事
不倫相手に制裁したい人ほど、証拠が必要!
きっちり不倫相手に制裁がしたい人は、きちんと証拠を集めておいて下さいね!
中には、かなり不誠実な人もいますよ。
言葉ではいくらでも逃げ切れるので、不倫相手に逃げられないようにしっかり証拠を集めておきましょう。
- 配偶者や不倫相手にしっかり制裁をしたい
- 絶対に慰謝料を回収したい
- 絶対泣き寝入りにはなりたくない
このように思ってる方は、ぜひ探偵に依頼することを検討してみて下さい。
しっかりした探偵事務所であれば、裁判で通用する証拠をまとめてくれますし、必要であれば弁護士の紹介もしてもらえますよ。
CHECK!
不倫相手と闘うことは、精神的にも肉体的にも労力を要します。
あまり無理はなさらないで下さいね。しっかりご飯は食べましょう!
あなたのご武運をお祈りしております。