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浮気の慰謝料請求!自分で内容証明を作成できるのか?

こんにちは。旦那さんに浮気(不倫)を2回されてなお再構築中のシアンです。

慰謝料請求する時、だいたい多くの場、『初めは内容証明を送って、それでもダメだったら裁判で…』と考える方が多いと思います。

「内容証明って専門家に依頼するもんなんでしょ?」
「自分で作るのは難しいんでしょ?」

って思いますよね。法律の専門家でもないし。

ですが、法律の素人でも、意外と簡単にご自身で作成できるんですよ。自分で作れたらかなり安上がりなので、嬉しい限りですよね。
(専門家に依頼したら数万円はかかります…)

そこで今回は、内容証明の書き方・ルール等についてご説明します。

自分で内容証明を作成したい方や、慰謝料請求を予定されてる方は、ぜひ最後までご覧下さい。

参考になれば幸いです。

 

本当に自分で作成することは可能なの?

日本語で文章を作成することが出来る人だったら、誰でも作成可能です。

あまり難しく考える必要はありませんよ。
書式・書き方の簡単なルールがあるだけです。

そのルールも、

  • 文字数は○○文字で
  • 訂正の仕方は○○で

という程度です。

最後に郵便局で受付してもらう際に、郵便局員さんにチェックしてもらえるので、仮に間違っていたとしても大丈夫です。その場で訂正することも出来ますからね。

日本語の読み書きが出来る人だったら、誰でも作成することが出来る!

内容証明=お手紙

「内容証明」という字面や、文書の最後に「日本郵便株式会社」と書かれるので、「なんか分からんけど、難しい公的な文書かな?」と感じてしまいますよね。

ですがその正体は、実は、単なるお手紙なんですよ。

内容証明とは

「いつ」「誰が」「誰に」「どんな内容の手紙を送ったのか」を日本郵便が証明してくれる制度。

ですので、手紙の内容が真実かどうかを証明するものではありません。

その手紙を、いつ、誰が、誰に、どういう内容のものを送ったのか、を証明してくれるのが、内容証明郵便になるんです。

郵便局でチェックしてもらえる

書き方に関して、不明な点があっても、郵便局で受付する際に、最終的にチェックが入ります。

字数が間違ってないか、使えない文字を使ってないか、訂正方法は合ってるか、2枚以上の場合は割り印がされてあるか等、郵便局員の方がチェックを行ってくれます。

ですので、書き方が分からない箇所があれば、それを受付の際に聞いてみてもいいでしょう。

 

書き方のルール

では、実際に内容証明を作成する時のルールについてご説明します。

どんな用紙が必要?

この用紙で書かなければならない、というような制約はありません。どんな紙に書いても大丈夫です。

普通の文房具屋さんで売ってる便箋を使ってもいいし、真っ白なコピー用紙に書いてもいいです。どんな紙でも大丈夫なので、破ったノートやメモ用紙に書いても問題ありません。

どんな用紙でもいいんですが、文字数には制限がありますので、原稿用紙などのマス目が書かれてあるものを使う方が多いです。(文字数については後述します)

手書きでもPCでの作成でもOK

どんな用紙に書いてもいい上に、手書きでないとダメという制約もありません。

ですので、自分で書くのが苦手な人はPC等のワープロソフトで作成しても大丈夫ですよ。

注意して下さい

PC等のソフトによっては、文字数や行数の設定をしていても、かっこや句読点の位置を自動で調整するものもあります。なので、そういったソフトで入力する際は要注意です。

文字数

「1行に20字以内、1枚の用紙に26行以内」というルールがあります。

この文字数以内、行数以内に収まればいいので、「1行18字、1枚に24行」にしてもいいです。

一般的な400字詰めの原稿用紙は、1行20字、1枚20行になってるので、これを使っても問題ありませんよ。原稿用紙だったらすぐ手に入るので便利ですよね^^

文字の総合計

1行の文字数、1枚の行数に制限はありますが、文字の総合計については制限はありません。何枚にわたって書いてもいいんです。

書く内容がいっぱいある場合、2枚でも3枚でも、10枚でも100枚でも問題ありません。

使用できる文字・記号

内容証明で使える文字は、基本的には日本語です。(ひらがな・カタカナ・漢字・数字)

英字は固有名詞にのみ使用することが出来ます。
(氏名や会社名、商品名、地名など)

ですので、例えば「グーグル」を書きたい場合、内容証明では「Google」と正しい表記で書きます。

そして、句読点やかっこ、その他一般的に使われる記号は使用することが出来ます。

  • 句読点 「、」「 。」
  • かっこ ( )「 」
  • 記号  「%」「+」「−」 など。

文字数の計算方法

記号のカウントの仕方は、基本的には1コ1字としてカウントします。

ただし、「」や( )などのかっこは、上下(横書きだと左右)を合わせて1字として、上(横書きだと左)のかっこがある行の字数に含めます。

また、数字を丸で囲んだもの(①とか③)や、文字を四角く書こんだもの(例えば とか とくに)などは、その枠も1文字としてカウントします。ですが、文中の序列を表すために使用した記号については、1文字でのカウントとなります。

  • (損害遅延金については、
    → 12文字
  • 金500万円請求いたします。)
    → 14文字

  • → 2文字(ただし、文中の序列を表す場合だったら1文字)
  • 注意
    → 3文字

もっと詳しく知りたい方は、日本郵便の公式ページにも文字数のカウントの計算方法について、詳しい説明が書いてありますので、どうぞそちらも参考にして下さい。

公式ページを見てみる

訂正方法

書き損じや、文字を追加記入したい場合など、訂正したい場合だってありますよね。

書き間違いなどで文字を消したい時は、まず二重線で訂正したい文字を消します。そして、欄外に「○行目○字削除」と書いて、どこをどういう訂正したのかが分かるようにしておきます。

文字を飛ばして書いてしまったりした場合など、文字の追加記入したい場合は、追加したいところに追加する文字を書いて、欄外には「○行目○字加入」と記します。

訂正のポイント

削除する場合 → 二重線+「何行目何字削除」
文字の追加 → 文字の記入+「何行目何字追加」

2枚以上になったら

前述しましたが、文字の総数に制限はないので、2枚でも3枚でも100枚でも大丈夫です。枚数に制限はありません

ただし、複数枚になった場合は、のりやホッチキスで綴じて、そのつなぎ目に割り印を押さなくてはいけません。なので、1枚目と2枚目にまたがって押印して下さいね。

もっと枚数が多い場合も同様です。

その他

上記以外の注意点や、多くの方が気になるであろうことについてご説明します。

差出人、受取人の書き方

受取人(=浮気相手)と差出人(=あなた)の名前と住所は、最初か最後のどちらかに書きます。

名前だけでなく、きちんと住所も書かなくてはなりません。

ですので、浮気に対する慰謝料請求の内容証明を送る場合は、絶対に浮気相手の名前と住所が必須なわけですね。

シアン
浮気相手に郵便物として送るので当然っちゃ当然ですよね

差出人の所に一応ハンコを

そして、差出人、つまりあなたの名前の下(横書きの場合は右)に、あなたのハンコを押して下さい。

厳密には、必ずしも要るものではないんですが、重要な文書になりますので、ハンコは押してあった方が無難です。

ハンコを押す意味は、「間違いなく自分の意思でこの文書を作成しました」ということを示すためなんですよ。

ハンコを押し忘れても問題ありませんが、あったほうがよりベターということです。

同じものを3通作成

普通の手紙と違う点ですが、全く同じものを3通用意しなくてはなりません。

1つは浮気相手へ、1つはあなった自身が保管、もう1つは郵便局が保管することになります。

全部手書きで3つ作成してもいいし、コピーしてもいいです。
パソコンで作成して3部印刷するのも問題ありません。

とにかく全く同じものを3つ用意しましょう。

タイトルは必要か?

内容証明の内容に対するタイトルはあってもなくても、どちらでも構わないです。

「通知書」や「催告書」など、好きなように書いて問題ありません。あなたの好きにして大丈夫です。

資料や写真は同封できない

内容証明郵便は、文書しか封筒の中に入れることが出来ません

つまり、浮気の証拠を一緒に同封したり、弁護士の名刺を一緒に入れることは出来ないんですよ。

どうしても相手にそういった資料を送りたいのであれば、内容証明とは別の封筒に入れて普通の郵便物として送るしかありませんね。また、内容証明の文書の中に「証拠のコピーをお渡しする準備ができています」といった文言を入れてもいいでしょう。

とにかく、内容証明の文書以外は封筒に入れることが出来ないので、その点はご注意下さいね。

封筒はどんなのを使うのか?

どんな封筒でもOKです。

市販で売っている茶色の封筒でもいいですし、白色の封筒でもいいです。

レターセットについているような可愛らしい封筒でも問題ありません。

 

最後は郵便局の人が確認してくれる

前述で触れましたが、内容証明郵便の手続きをする際に、郵便局で最終チェックを受けることになります。

ですので、不明な点は郵便局員に聞くのもいいですし、不安に感じた箇所は空白にしておいて、その場で教えてもらいながら書くのもいいでしょう。

仮に間違った書き方をしていたとしても、その場で訂正することも出来ますので、あまり気負わなくてもいいと思います。

郵便局での受付方法

無事に内容証明を作成することが出来たら郵便局で手続きしてもらうんですが、その際持っていく物は、以下の4つ。

  • 内容証明の手紙(同じもの3部)
  • 封筒1つ
  • あなたの印鑑
  • 郵便料金

そして、封はしないで持っていって下さい。

郵便局でチェックを受けますし、その手紙に「証明します」というような文言を向こうの方が記載しますので、封はせずに持参して下さいね。

特に印鑑は忘れずに持って行くようにして下さい。

チェックをしてもらった際に、文字数のカウントミスなどで訂正する場合もあります。すぐその場で訂正できるように、ハンコは忘れず持って行ってた方が何かと都合がいいですよ。

内容証明郵便はどこでも受付できるわけじゃない

実は、内容証明郵便は、どの郵便局でも受付してくれるわけではないんですよ。

出来るところと出来ないところがあります。

ですので、郵便局に直接問い合わせるか、ネットで検索してみて、どこで取り扱っているのか、手続きの前に確認しましょう。

 

専門家に依頼すると数万円かかります

以上が内容証明の書き方・ルールになりますが、なんとなくイメージは掴めたでしょうか?

この内容証明は、誰でも作成することが出来ます。が、やはり重要な文書なので、自分で作ることに心配になる方もいるでしょう。

内容証明に関して、もっと理解を深めたいと思う心配症なあなたは、こちらの本を一冊持っておくだけでも大分違うと思いますよ。

この記事を書くのにあたり、Amazonでの評価もそこそこでしたので、私もこの本を買って、内容証明に関する勉強をしました。

ケース別でサンプルも載っています。(残念ながら、浮気の慰謝料に関するサンプルは記載されていませんでした)

完全に初心者な私でも「内容証明」というものに十分に理解することが出来ましたよ。

ですので、ご自身で作成しようとする方は、一冊だけでも持っておいてはいかがでしょうか。

専門家に依頼しようとしたら、数万円はかかります。

それに比べたら1500円程度で自分で作るのはお財布にも易しいですからね。

【余談】

過去に、行政書士の先生に内容証明の作成を依頼したことがあるんですが、その時はなんと、3万5千円ほどお金がかかってしまいました。。。

その時にこの本に出会っていれば…くそっ(泣)
3万円と1500円の差はデカすぎる…(泣)

 

この記事があなたの役に立ちますように。

 

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