こんにちは。旦那さんに浮気(不倫)を2回されてなお再構築中のシアンです。
あなたのパートナーが浮気や不倫をしたら、あなたはどうしますか?
離婚?再構築?
私には子供もいますので、再構築を選びましたが、なかなか苦しい道のりですよ。。。
離婚は離婚で大変なはずです。
子供がいなかったらまだしも、子供がいたら離婚するなんてそんな簡単には普通決められないですよね。
そもそも仕事に就いてない主婦ですと尚更別れられませんよね。
・子供たちのために離婚は我慢している。
・子供がいなければ確実に離婚していたのに…。
こういった方多いんじゃありませんか?
そして同時に『仮面夫婦になるぐらいなら別れたほうが良いのかも…?』という考えが頭に浮かぶと思います。
「果たして仮面夫婦は子供にとって良い環境なんだろうか?」と疑問に思いますよね。
私の子供時代、父親の度重なる浮気・不倫の影響で親の夫婦仲は氷点下までに冷えきっていたんですよ。
そこで上記のような疑問と、自分の子供時代に感じていたことを照らし合わせてみることにしました!
つまり、仮面夫婦が子供に与える影響についてご紹介したいと思います。
離婚しようか真剣に考えているあなたは、ぜひぜひ参考にして下さいね!
シアンの子供時代
私の子供時代はなかなか淋しいもんでしたよ。
夫婦の仲が悪いことを肌で感じ取っていましたので。
そもそも仮面夫婦って何・・・?
「仮面夫婦」というのは、周囲には仲が良いと演じている夫婦のことです。
その演じている仮面の下には、相手に関心がなかったり、憎悪や嫌悪があったりします。
本当は仲良くないのに世間体などの『大人の事情』により、仲良くしているように装うことですね。
ある意味役者ですよ(笑)
では本題です。
仮面夫婦→家庭内別居
私の親の場合なんですが、『仮面夫婦』を経て『家庭内別居』、最終的には『離婚』という最も最悪なパターンをたどりました。
今にして思いますが、幼心に「お父さんとお母さんは本当は仲が悪いんだ」と感じ取っていましたね。
当時まだ幼稚園ぐらいの年齢で、ですよ。
何がキッカケだったのかは分かりませんが、気がつけば家庭内別居状態です。
父と母はお互いがお互いを避ける生活を始めました。
両者とも、余程会話がしたくないのか、子供に伝言を頼んで用事を済ませていました。
お互いがお互いを避ける生活をしていたので、必然と私は父と接する機会がなくなってしまってたんですよ。
まだ幼稚園や小学校低学年だったため、どうしても母親と過ごす時間が長くなってしまいますよね。
父は母を避けて生活していたため、母に金魚の糞のようにくっついていた幼い私とは接点がなくなりました。
おかげで離婚するまで、父とは年に2〜3回ぐらいしか家で顔を合わせる機会がありませんでした。
私の家庭環境は最悪なパターンでしたが、一般的な(?)仮面夫婦は子供の前でも演じるもんだと思います。
ですが、基本的に子供も気付きますよ。
子供は親のことを見ていないようできちんと見ています。
大好きなお父さん・お母さんのまとってる空気、雰囲気が少しでも違和感があれば敏感に察知してしまいますよ!
正直な気持ちは辛い。だが自覚なし!
さてさて、私が物心がつく前からそういった状況でしたので、私にとっては、親の不仲というのは普通だったんです。
どこの家庭もうちと同じなんだと思っていたんですよね。
外では仲が良いように振る舞って、家の中ではほぼ別居状態。
まだ幼かった私は自分の家庭が全てでしたので、うちが変だとは思いもしなかったんですよ。
ですが、大きくなるにつれて、色々な情報を知ったり、他の家庭と比べるようになると、その時に初めて「あれ?親が仲悪かったり、家庭内別居してるんて普通じゃないの?」と何となく感じるようになりました。
この時まだ小学校2〜3年生の時です。
今だから思いますが、この時点で既に辛い思いはしていました。
自覚はありませんでしたけどね。
というのも、心のどこかで、やはりどの家庭もうちと同じはずなんだ、と思い込もうとしている自分がいたんですよ。
本当は「淋しい」のに、この言葉を言ってしまうと取り返しがつかないような、今以上に悪くなってしまうんじゃないかという不安に似た感情がありました。
休みの日には家族団欒する時間がある友達が心底羨ましかったのを覚えています。
大人になった今だから分かる感情ですが、やはり幼いながらも「誰にも言ってはいけない淋しさ」=「辛い」という気持ちは心の底で感じていましたね。
両方にいい顔をするようになる
そのうち、父と母と両方に好かれたくて、両方にいい顔をするようになりました(笑)
具体的に言うと、「もし離婚するんやったらお父さんについていく!」と父に言ったり、母には「もし離婚になったらお母さんについていくから!」とそれぞれに言ってました。
そういった話をするってことは幼いながらも何か感じ取っていたってことですよね。
そして、自分がいい子だったらお母さんとお父さんは仲良くなってくれるって思ってました。
「早く別れたらいいのに・・・」
ところが、高校生ぐらいの『大人じゃないけど子供でもないし…』って感じの年齢になると、 「早く別れたら良かったのに」って思いました。
実際に親が離婚したのは私が高校生になってからなんですが、私としては「やっと離婚か」ぐらいしか感じませんでしたよ。
多感な年頃ですのにね(笑)
でもやっぱり子供な部分はありますので、お金を稼ぐことの大変さを分かってなかったですし、だから専業主婦だった母は父と離婚するのを踏みとどまったんだって今なら思います。
ですが、当時は「そんなに嫌い合うんなら早く別れたら?その方が精神衛生上いいんじゃないの?」と一緒に暮らしてる私もイライラしたもんです。
淋しさの自覚がなかったからこそ傷が深い
幼い時に感じてた「淋しい」「友達の家が羨ましい」という感情を当時の私は自覚していませんでした。
その時に自覚していなかっただけに、自分が成長して心も体も大きくなった時に、実はちょっと壊れてしまったんですよ(笑)
うつ病を経験したんですが(もう今は完治していますよ!)、その時に色々考えさせられました。
・私は生まれてきて良かったのか?
・親が愛しあったから生まれてきたわけじゃないのか?
・望まれて生まれてきたんじゃないのか?
・私は存在する価値がない
そのようなことばっかりを考えるようになってしまったんですよ。
(私のこの思考回路が特殊なのかも知れませんがw)
私がうつ病になってしまったのは親の不仲だけが原因ではないんですが、それでも多少なりとも要因になっているのは確かです。
これは旦那さんの浮気問題(1回目)があった時に言われたことですが、「どこかで父親としての愛情を俺に求めてない?」と言われてしまったんですよ。
この言葉に私はハッとしてしまいましたね。。。
旦那さん曰く、私が旦那さんに過剰に愛情を求めてるみたいで、それが「彼氏彼女」や「夫婦」の愛情じゃなく、子供が無邪気に親に甘えるような感じが強かったそうです。
つまり、私は未だに子供時代に満たされなかった『父親』という存在からの愛情を求め続けてしまってるということですよ!
旦那さんに甘えてる時、そういった自覚はなかったし完全に無意識だったんですが、上記のようなことを指摘されて妙に納得したというか、胸にすとんと落ちましたね^^;
子供時代の家庭環境が原因で、大人になった今、無意識に満たそうと深層心理で働いてしまってるんですね。
実は現時点でも、「父親の愛情」を旦那に求めてしまってる瞬間があることに気付くことが多いんですよ。
結構根が深そうな問題ですよね。。。
まとめ
色々私の家庭環境や当時の心境を暴露しましたが、私が一番言いたいことは、再構築するなら仮面夫婦にはならないでって強く思います。
再構築というのは、家族をもう一度やり直すってことなんですよ。
やり直すということは壊れたままではいけません。
時間も精神的ストレスもめちゃくちゃかかると思いますが、夫婦2人ともが「やり直す努力」はずっとしてほしいと思います。
本当は離婚したいけど離婚に踏み切れない理由として、
・経済的な問題で離婚できない。
・子供を片親にしたくない。
・子供はパパ(ママ)が大好きだから別れたら可哀相。
そういった思い・考えは誰しもあると思います。
そこで一度考えてみて下さい。
その環境は果たして子供にとって良い環境と言えるのか?
子供は見ていない・感じていないようで、とても敏感に親の仲を見ていますよ。
両親の仲が良いと子供の精神はとても安定します。
逆に言うと、両親の不仲を見て育った子供は私のように大なり小なり心に傷を負ったまま大人になります。
実際に幼少期に「淋しい」と大きい声で訴えられなかった私は、未だにその淋しさを埋めようとしてしまってるんです。
『大人になっても引きずってる傷』ってことですよね。
もしも、再構築を選ぶんであれば、夫婦2人でやり直す努力をして下さい。
本当は離婚したいのにやり直すことを選択したなら、「うちは仮面夫婦だわ〜」って思わずに、離婚しないなら仮面夫婦なことは絶対に隠し通して下さい。
子供の前だけ仲良くしてるっていうご夫婦もあるかと思いますが、それは遅かれ早かれ子供たちは気付きます。
子供たちがそのことに気付いてしまった後は、両親は仮面夫婦なことを隠さずに堂々と不仲なのを見せるようになります。
(↑これはうちの家庭だけかも知れませんがw)
仮面夫婦から家の中では冷戦状態、そして家庭内別居という道を辿った場合、それを見ている子供たちは計り知れない傷を負ってしまいますよ。
実際に私が経験しましたので、子供の目線になって書いてみました。
やはり、結論として、親の不仲は子供に悪い影響しか与えませんので、「子供が可哀相だから離婚しない」という考えが本当に子供の為になるのか、私の体験も参考にしてもらって、よくじっくり考えてみて下さい。
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少しでも、悩んでるあなたのお役に立てますように。