こんにちは。旦那さんに2回も不倫をされてなお再構築を選んだシアンです。
今回は、不倫があったことを家族にバラした場合のメリット・デメリットについてお話しします。
以前の記事では、会社にバラすメリット・デメリットについてご説明しましたが、今回は「家族にバラした場合」のお話しです。
前回の記事はこちら
不倫相手に対する制裁として、慰謝料を請求する方法がありますが、
「慰謝料請求だけでは生ぬるい」
「こっちは家族が崩壊したんだからもっと痛い目見ろ」
という、「復讐したい」という気持ちを持った過激な思想をお考えの人は一定数存在しているでしょう。
家族や会社に不倫の事実があったことをバラしたい気持ちはよく分かります。
が、ちょっとだけ踏みとどまって、とりあえずこの記事を読んでみて下さい。
家族にバラしたところで、あなたにとって何のメリットもない場合だってあります!
なので、この記事を読んでから、バラすかどうかを決めてみてはいかがでしょうか。
社会的制裁とは?
不倫に対する「社会的制裁」とは、簡単に言うと慰謝料請求ですね。
ということです。
で、この慰謝料請求、不倫相手だけでなく、パートナーにも請求できるのはご存知でしょうか?
ただし、不貞行為の事実があることと、婚姻関係が破綻していないことが最低限の条件です
その条件をクリアできているかどうか、今一度振り返ってみて下さいね。
詳しい内容は以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ目を通しておいて下さい。
不倫の事実を自分の家族にバラす場合
では、本題に入ります。
まずは、パートナーの不倫について、あなた自身の『血の繋がった家族』に対してバラすメリットとデメリットについてです。
メリット
あなたの家族にバラした場合の得られるであろうメリットは、
- 全面的にあなたの味方になってくれる
- パートナーの居心地を悪くする
簡単に要約するとこの2点でしょう。
あなたのご両親からすれば、あなたはいつまでも「可愛い子」なんですよね。
全面的にあなたの味方になるでしょう。
- 金銭的な援助
- 親身になって相談に乗ってくれる
- 専門家を一緒に探してくれる
- 家事や育児の手伝い
などの精神的・物理的援助が期待できます。
金銭的な援助に関しては、ご両親が裕福な場合に限定されそうですが、相談に乗ってくれたり、家事や育児の手伝いをしてくれたりと、何かと協力をしてくれるはずです。
親にとっては「子」はいつまでも可愛いものですからね。
そして、
「よくも娘(息子)を裏切りやがって!」
と、ご両親はあなたのパートナーに対して攻撃(口撃)することもあります。
あなたのパートナーを虐げる(酷い扱いをする)ご両親、ご家族もいるかも知れませんね。
そうなれば、不倫をされた復讐にはなるでしょう。
それを見ているあなたは気が晴れるかも?(笑)
デメリットは?
一方、デメリットですが、
- 溝ができた夫婦仲、家族は元には戻れない恐れが
- あなたの親族が、パートナーのことを嫌いになることも
この2点が挙げられるでしょう。
可能性の話にはなってしまいますが。
不倫の事実を伝えることによって、あなたのご家族の方があなたのパートナーのことを見損ない、嫌いになることは大いにあり得ますよね。
今まで良い関係を築けていたとしても、そういう不貞を働くこと自体を許せない方もいますし、なにより裏切り行為ですからね。
多かれ少なかれ、ご両親からあなたのパートナーへの好感度は下がります。
そして、不倫の事実を知らされたご家族が、あなたのパートナーに色々と攻撃(口撃)し、あなたのご家族とパートナーとの間に深い溝ができることもあるでしょう。
離婚することを決意しているのなら全然気にする必要はありませんが、再構築も視野に入れているのであれば、不用意な暴露は避けたほうが良いかも知れません。
バラすのは離婚を決意している場合のみ
もし、再構築を視野に入れているのでしたら、家族間で溝ができ、わだかまりが出来るのは避けたいですよね。
特にお子さんのいる家庭でしたら、そういう大人のドロドロした部分は見せたくないって思うのが普通でしょう。
なので、離婚することが決定している場合はバラして何ら問題はありませんが、
- 再構築する場合
- これから先どうするかまだ決まってない方
- 離婚も視野に入れてるけど再構築も視野に入ってる方
このような方々は、あまり不用意にあなたのご家族にはバラさないほうが良いかも知れません。
でないと、再構築となった場合に、あなたのご家族とパートナーの間に溝が入ってしまい、気まずい空気を作りかねませんからね。
パートナーの家族にバラす場合
さて、次はパートナーの両親(義理の家族)に、パートナーが不倫をしたことをバラす場合について考えてみましょう。
パートナーの家族にバラした場合、得られそうなメリットは、
- 実親からの教育的指導
- ものすっごい謝罪
が期待できます。
倫理観がしっかりしている方が義理のご両親でしたら、教育的な指導をパートナーに施してもらえますよ。
要するに、親の説教ですね。
「こんな大人になっても説教するなんて情けない」
「教育を間違えた」
などと、不倫がいかにいけないことか、しっかりと説いてくれます。
やはり親からの言葉なので、パートナー自身も素直にしっかりと受け止めるでしょう。
「俺はなんて馬鹿なことをしたんだ…」と思い、後悔する可能性は十分にありますね。
そしてこれと同時に、義理のご両親は、あなたに対してすっごい謝罪の嵐があるはずです。
「教育を間違えてしまったようで、本当に申し訳ない」
「慰謝料は必ず支払わせる」
「こんなやつとは離婚してくれて構わない」
などなど、様々な形の謝罪があると思います。
まぁこれらは、義理のご両親、ご家族がしっかりしている場合や、あなたとの関係が良い場合にのみ発生するものと思っておいたほうが良いでしょうね。
デメリットは?
では、パートナーの家族にバラす場合に考えられるデメリットは、
- 逆にあなた自身が責められる恐れ
- 我関せずの対応をされる場合も
- やはり自分の子(=あなたのパートナー)の味方をする
などが挙げられます。
これは特に嫁姑問題が激しい場合に起こりやすいんですが、
「あなたがそんなんだから息子(娘)は不倫したんだ」
「あなたが放っておくから息子(娘)は不倫に走ったんだ」
「不倫を容認できない嫁は『嫁』として出来損ない」
などと、「あなたが悪いから(パートナーは)不倫したんだよ」ということで責められる場合もあるんです。。。
悲しいですよね。
自分は悪くないのに責められるだなんて。
やはり、自分の子が可愛いからか、自分の子(=パートナー)の味方につかれてしまう可能性がかなり高いです。
「慰謝料は支払わせるけど、やはりこの子(パートナー)は見放せない」
「この子が不倫だなんて、何かの間違いじゃないの?」
というように、義理両親からパートナーに何かしらのアクションを期待しても、何の制裁も、説教もしてもらえない場合もあります。
また、当人同士の問題だからと特に関与するわけでもなく、ただただ静観している人もいるでしょう。
なので、義理両親、義理家族からの何らかのアクションを期待してバラすような場合は、相手の家族がどういう方たちなのかを見極めた上でバラす必要があります。
不倫相手の家族にバラすメリット
では最後に、不倫相手の家族に、不倫の事実があったことをバラした場合に得られるであろうメリットについてご紹介します。
不倫相手の家族と言っても、不倫相手のご両親であったり、W不倫なら不倫相手の夫(妻)ですね。
このような方々に、不倫があったことをバラした場合、
- 慰謝料の保証人になってくれる
- 不倫相手の家族による教育的指導
- 様々な協力をしてくれる
- 不倫相手をしっかり監視してくれる
- ものすごい謝罪をしてくれる
などが、メリットとして挙げられます。
ご両親にバラした場合、そのご両親がしっかりしているなら、
「慰謝料はきっちり支払わせます。私たちが保証します」
「うちを担保にしてくれていい」
「とりあえず親である私が代わりに慰謝料を支払って、こいつ(=不倫相手)には毎月分割でもきっちり返済させます」
などと、慰謝料の保証人になってくれたり、もしくは慰謝料の支払いを肩代わりしてくれたりする人もいます。
また、不倫相手家族の倫理観がしっかりしていれば、不倫がいかにいけないことなのかについて説教してくれたり、改心させようと色々と動いてくれます。パートナーの家族にバラすメリット・デメリットで出た「教育的指導」ですね。
そして、不倫とは直接関係のない親が「教育を間違えた私達の責任だ」と、すごく丁寧な謝罪をしてくれます。
さらにこれだけでなく、色々とあなたに協力もしてくれますよ。
たとえば、もう不倫相手とパートナーが会わないようにしっかり監視してくれたり、慰謝料の支払いをきっちりしているか監督してくれたり。
まだ話し合いが済んでいないような場合には、不倫相手とパートナーの予定のつじつま合わせに手伝ってくれたりなど。
このように、いろんな協力をお願いできる可能性があります。
デメリットは?
ただし、上述したメリットは、その不倫相手のご家族がしっかりしているような場合に限り有効です。
一方の、不倫相手の家族にバラした場合に考えられるデメリットとして、
- 何のアクションも起こしてもらえない恐れ
- 我関せずの構えを取られる
- 自分の子(不倫相手)を見放す
などが考えられます。
不倫相手の家族にバラしたところで、
「で?だから何?」
「夫(妻)が不倫しようが何しようがどうでもいい」
「当人同士の問題でしょ」
「子ども世帯(不倫相手の家庭)は子ども世帯で完結してるから」
などのように、何のアクションも起こしてもらえず、ただただ静観しているだけの場合も十分に考えられます。
「不倫の後始末は不倫した本人に言ってくれ」
と、その不倫問題に一切関わろうとしない人もいますからね。
何らかのアクションを期待してのバラす行為はしないほうが身のためかも知れません。
名誉毀損に要注意
第三者にバラす場合、名誉毀損罪に当たらないよう十分に気をつけてください。
名誉毀損とは、その内容が事実かどうかはさておき、公然の場において、その人の名誉、社会的地位を陥れるような行為をした場合に課せられます。(刑法第230条)
なので、不倫をしたことが事実かどうかは問題ではなく、社会的地位をおとしめるために言いふらす行為は名誉毀損に当たるということです。
「公然の場」とは
不特定または多数の人間が容易に認識できうる状態のこと
たとえば、不倫相手宅周辺に「Aさんは不倫していました」などと張り紙をした場合には名誉毀損に当たります。
ですので、もし不倫相手の家族にバラしたいなら、
「あなたの奥さんは、私の旦那と不倫関係にあります。つきましては慰謝料請求を考えておりますので、お話しをお伺いしたい点がいくつかあるのですが、よろしいでしょうか」
「○○さんは私の妻と不倫関係にあるようで、この件に関して訴訟も検討しております。つきましては、お話をお伺いすることもあるかと存じますが、何卒よろしくお願いいたします」
などのように、挨拶がてら奥さん(旦那さん)、ご両親などのごく少数の人にだけ事実を伝えるのが一番ベストかと思います。
あくまでも、復讐や報復のためではありませんよ!
どうしても不倫相手の家族にバラしたいなら、
- 不倫の事実があった
- そのことについて話を聞きたい時もあるかも知れない
- この件に関してご迷惑をおかけすることもあるかも知れない
- すみませんが、ご了承下さいね
というような内容の挨拶(という名の暴露)をするようにしましょう。
家族もそうですが、会社にバラすというのもかなりリスキーな行為です。
不倫があったことをバラす方はそれを覚悟の上で、自己責任にて行うようにして下さいね。
当ブログでは一切の責任を負いかねます。
バラすなら相手をしっかり見極めて!
不倫相手のご家族や、義理の両親などに対し、何らかのアクションを期待してバラす場合は、そうならないかも知れないことを頭に置いてバラすようにして下さい。
何らかのアクションを起こしてくれそうな方々だったら暴露して大丈夫ですが、
たとえば、
- 嫁姑問題で義理両親との仲が悪い
- 義理両親は倫理観がしっかりしていない
このような場合は、バラしたところであなたの味方になってもらえないばかりか、
逆にあなたが責められる可能性があります。
義理両親にバラす場合は、しっかり相手がどんな方たちなのか見極めることも必要です。
しっかり社会的制裁をしたいなら
- やはり不倫相手を許すことができない
- 叩きのめしたい
- きっちり制裁してやる
このようにお考えでしたら、「不倫の証拠」は集めておいて下さいね。
でないと、不倫相手からの思わぬ反撃、言い訳で泣き寝入りになってしまう可能性だってあるんです。
私の泣き寝入り体験談
なので、証拠集めはしっかり行って下さいね。
自分で不倫の証拠を集められる方は、ぜひ以下の記事も参考にして下さい。
自分で証拠を集めるのに不安を感じていたり、どうせだったらプロに依頼したいとお考えのあなたは以下のサイトを参考にしてみて下さい。
不倫の制裁をすることは、見かけによらず精神的にも肉体的にも結構キツいですが、あまり無理はせず、自分の体を労りながら作業を進めていって下さいね。
あなたのご武運をお祈りしております。
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