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 浮気相手と話し合うべき内容!約束事は細かく明確に

「浮気相手に慰謝料請求することにしたけど、それ以外ではどんな約束事をすればいいの?」「示談書(和解書)に盛り込むべき内容ってどんなものがある?」
そういうあなたに、約束すべき内容についてご説明します。

こんにちは。旦那さんに浮気(不倫)を2回されてなお再構築中のシアンです。

浮気相手と話し合いをすることになったはいいけど、一体どんな約束事をすればいいのでしょうか?また、書面にはどういった内容を書けばいいのでしょうか?

なんとなくは分かるけど、細かい部分までは気が回らなかったりしますよね。

そこで今回は、そういう浮気相手と話し合いすべき内容、書面に残しておくべき内容についてご紹介します。

ちなみに、弁護士に相談されてる方は弁護士の指示に従って下さいね。←当然ですが(笑)
この記事はあくまでも自分で解決(示談)させる方に向けた内容です。

プロに依頼することなく、自分一人だけの力で終結させたい方はどうぞ参考にして下さい。

人により盛り込む内容は様々だと思います。
これから話し合いを予定されてる方も、ぜひ参考にして下さいね。

 

話し合いの前に

まずは基本中の基本。
話し合いの前に、約束事を明記した書面(示談書や和解書のこと)とボイスレコーダーを必ず用意しましょう。

書面とボイスレコーダーに話し合いの内容や様子を記録しておくことで、約束を交わした証明になります。そして、後々のトラブルを防ぐことが出来るようにもなるんですよ。

詳しくはこちらの記事をご参照下さい。


浮気・不倫後の約束事は必ず書面に!念書・示談書・和解書

話し合いの時必須!ボイスレコーダー

それでは、約束事について詳しくご紹介します。

 

慰謝料における約束事

まず、浮気と言ったら真っ先に思い浮かぶのが「慰謝料」ではないでしょうか。

慰謝料はお金の支払いになりますので、きっちり約束しておかないと、あなたが泣き寝入りになってしまいますよ。

「慰謝料」と一言で言っても、支払い方法であったり、遅延した場合のペナルティであったり、約束すべき内容は色々ありますよね。

では、慰謝料関係の約束事とはどういったものがあるのか、順にご説明します。

今回は慰謝料の金額が決定したという前提で話を進めます。
慰謝料請求をされない方は読み飛ばして下さいね。

関連記事
証拠がない状態で慰謝料請求したらどうなる?

一括払い・分割払い

まずは「一括払い」か「分割払い」か選ぶ必要がありますよね。
浮気相手の貯蓄が結構あったり、慰謝料の額が少額なら一括でいけるでしょうけど、金額がかなり大きかったり貯蓄が少ししかない方もいらっしゃいますからね。

「初めから分割で月々◯万円の支払い」ってする人もいれば、「〇百万円という大きめの金額をまとめて先に支払いして、残りの足りない分を分割で…」ということもあるでしょう。

支払いの方法も人それぞれというわけです。

私からのアドバイスなんですが、出来ることなら一括で支払ってもらった方がいいですよ。

なぜ一括払いが望ましいのか?

「支払いは最初だけだった」というトラブルも中にはあります。分割払いの支払いが遅れたり、滞ったりするトラブルもあるわけですよ。そうなると精神的に疲弊するのはあなたです。人によっては提訴の準備をしなくてはいけませんし、肉体的にも精神的にもかなりきます。

それに、分割払いが続いている間、その浮気相手と被害者であるあなたが繋がってる状態になっています。出来れば早急に縁を切りたいと思うのが普通ですよね。

以上の2点から、支払いのトラブル回避の点や感情面においても、出来ることなら一括で支払ってもらった方が心配のタネは減りますし、気持ちも少しは楽になります。

なので、出来ることなら一括の方が良いんですよ。

ですが上述したように、支払う金額が大きかったり、貯蓄が少なかったりして、どうしても分割払いじゃないといけない場合もありますよね。

なので、まずは「一括」か「分割」か、支払い回数を話し合って決めましょう。
そして、分割なら「月〇万円」という月々の支払額も決めなければなりません。

月々の支払い額が決まれば、支払い回数も決定しますので、双方でよく確認するようにして下さいね。

ポイント

「一括払い」「分割払い」の支払い回数を明確にする

口座への振込・手渡し

支払い回数が決まったら、次は支払い方法です。

・もう会いたくないから便利な銀行口座への振込
・または、謝罪させる意味でも完全手渡し
・もしくは簡易書留で郵送 etc...

上記以外でも、お金を渡してもらう方法はいくつかあると思います。
どの方法で支払ってもらうのか、しっかり取り決めて書面にも残しておきましょうね。

かかる手数料は誰が負担?

銀行振込や郵送する場合、手数料など、少額ですがお金がかかりますよね。そのかかるお金は誰が負担するのか明確にしておきましょう。

ちなみに…

こういうのはだいたい浮気相手が負担する場合がほとんどです。

ポイント

・支払いの方法(お金の受け渡し方法)を決める
・その際にかかる費用(手数料等)は誰が負担するのか決める

支払い日の指定

支払い回数と支払い方法が決まりましたら、支払いの日にちをいつにするのか話し合いましょう。

一括払いなら、どの日に支払うのか1日だけ決めればいいので、取り決め内容的には1番楽ですよね。
分割払いの場合は、いつから支払い開始にするのか、毎月何日に支払い日と指定するのかを決めなくてはなりません。

以上のように、支払いの開始日と、毎月の支払い日を話し合って決めて下さいね。

分割払いの場合…

分割の場合は、月々の支払い金額、支払いの開始日、毎月の支払日以外にも、合計何回払いになるのかも確認しておくことをオススメします。合計何回払いで、最後の支払日はいつになるのかも、双方で確認しましょう。
金銭の受け渡しになりますので、確認をしすぎがちょうどいいぐらいです。

ポイント

・支払いの日にちを決定させる
・分割払いの場合、支払い開始日・毎月の支払い日を決める

支払い遅延について

そして、1番懸念される遅延についてです。

話し合って決めた支払い日を過ぎてもお金が支払われなかった場合のペナルティは、きちんと決めておかなけれぱなりませんよ。一括払いでも分割払いでも同様です。

これをきっちり取り決めしておかないと、最悪の場合、支払いが延びに延びて「いくら待っても支払ってくれない」という事態も想定できますよね。

トラブル回避のためにも、ペナルティを決めておくことが大事ですよ。
ペナルティがあると浮気相手も「支払わなくては…!」と精神的にプレッシャーを感じるでしょうしね(笑)

どういったペナルティがあるのか例を挙げると、

  • 支払いの遅延が発生した場合、遅延金として別途〇万円支払ってもらう
  • 1回でも支払いの遅延が発生したら即刻提訴する
  • 遅延の発生は2回までは許すけど、3回目からは遅延金〇万円を支払ってもらう
  • 遅延が2回発生した時点で提訴する etc...

ペナルティの課し方は色々ありますので、あなたが良いと思う方法で浮気相手と話し合って決めて下さい。

ポイント

・支払いが遅れた場合の罰則を決めておく

一人で支払うように!

これ結構見落としがちですが、重要なことですよ。
きちんと書面に残しておきましょうね。

要は「浮気相手が誰の力も借りずに自分自身の力で支払ってね」という内容のものです。

中には水面下でパートナーと浮気相手がずっと繋がってるって場合もありますよね。
そういう場合でありがちなのが、パートナーが浮気相手の慰謝料を肩代わりしてしまう、ということです。

肩代わりされてしまったら、慰謝料請求してる意味がないですよね。
お金の出どころがパートナーだと、浮気相手のお金じゃないので、浮気相手は全く痛手を負ってないことになります。

それじゃ意味がないですよね。

そして、この逆も同様です。
パートナーに請求している慰謝料は、浮気相手が代わりに支払ったり、援助されたりすると『制裁』の意味がなくなりますよね。

なので、お互いに慰謝料の支払いを手助けしてはいけないことを約束させましょう。

ポイント

・浮気相手とパートナーがそれぞれ自分で慰謝料を支払うことを約束させる
・お互いに慰謝料の一部を負担してはいけないと約束させる

支払いが滞ったら裁判じゃー!

そして最後に、慰謝料の支払いが滞ってしまった場合。
つまり、最悪の事態に陥ってしまった時の対処について話し合いましょう。

「支払いが滞ったら、浮気相手に催告することなく提訴するよ」というある種の脅し文句(?)を入れておきましょう。

そうすることで、浮気相手の逃亡や支払いの滞りを防ぎます。

かかる費用は誰が負担するのか?

その時にかかる費用は誰が負担するのかも明記しておきましょう。

浮気相手があなたの分も費用を負担するのか、それともそれぞれが費用の負担をするのか、そういった取り決めもしておいて下さい。

ポイント

・「支払われなくなったら、事前連絡なしにいきなり裁判起こす」という約束をする
・その際の費用の負担は誰がするのか明確にしておく

以上が『慰謝料における約束事』についての紹介になります。
色々と細かい点はありますが、だいたいは以上のようになるのではないでしょうか。

慰謝料請求される方はどうぞ参考にして下さいね。

 

その他の約束について

では、慰謝料以外の内容についてご説明します。

慰謝料もそうですが、この浮気後の約束事は人により内容が様々です。
ここでご紹介した内容を全て取り入れる必要はありませんし、ここで紹介したもの以外の約束事を盛り込んだ方がいい場合もあるでしょう。

あなたにとって必要だと思う内容だけを取り入れてくれたらいいですよ。

接触について:関係を断つ約束

浮気発覚後も関係が続いているのは許しがたいですよね。特に夫婦の再構築を選択した場合は。

なので、

  • 関係を終わらせる
  • 今後接触しない
  • 約束破ったらペナルティを課す

という内容の約束事を取り交わしましょう。

「接触しない」とは?

メールや電話、手紙等の方法の手段を問わず、とにかくどんな方法でも連絡を取ること等は許しませんよ、という内容です。

示談書や和解書と呼ばれる書面にそれらを明記しておくことで、法的にもその約束事が効力あることを示してくれますよ。

離婚の場合はどうなる?

離婚になる場合は、関係を断たせる内容を約束しても意味がないですよ。離婚してしまったら、相手が何しようがもう関係がありませんし、法律的にも指摘できるような間柄ではありませんよね。

ただ、「婚姻関係が継続されてる間は接触してはいけないが、離婚後は好きにしてくれていい」という約束をするはアリだと思います。

この約束を破った場合のペナルティ

約束をしても、水面下で関係が続いていたら意味ないですよね。なので、約束を破った場合のペナルティについて決めておきましょう。

以下のようなパターンごとに決めるべきです。

  • 連絡を取ろうと試みた場合
  • 不貞行為に及んだ場合(つまり性懲りもなくまだ体の関係を続けている場合)

連絡を取ろうとした場合は◯万円、不貞行為に及んだ場合は◯◯万円などと、それぞれで罰金の金額を指定しておきましょう。

ちなみに…

だいたいは不貞行為に及んだ場合の罰則金の方が大きいのが普通です。

密告することにより罰金免除

ペナルティの約束事を決めたら、免除できる内容も決めておきましょう。罰金払うのが嫌な人はすぐさま密告してくれますので、関係を終わらせるいい材料になりますよ。

  1. 浮気相手がまた関係を持とうと迫ったり、連絡を取ってきた場合に、パートナーがあなたに密告、通報したら、パートナーへの罰金は許してあげる(浮気相手からだけ罰金もらう)
  2. その逆も同様で、パートナーから浮気相手へ関係修復のお願いをしたり、連絡を取った時点で浮気相手があなたに密告すれば、浮気相手への罰金は許してあげる(罰金の請求するのはパートナーだけ)

上記の接触を断つ、という内容は置かれてる立場や状況が遠ければ遠い程実現しやすいですよ。

具体的にどういうこと?

同じ職場であったり、会社の営業先などで、何かしら接点があると、接触を断つことは難しいでしょう。逆に職場も全然違う、住んでるところも遠く離れてる、いつも使ってる電車の沿線が違うなど、接点がなければないほど、関係を断ちやすいです。

ですが、必ずしも関係を断たせられるわけではないのでご注意を。

特に同じ職場の同じ部署の同僚だった場合、職務上会話をしてしまうのは仕方のないことですよね。

私の場合がそうでした。

なので、示談書の方には「仕事上のやり取りは仕方ないけど、私的な接触したら許さないよ。約束破ったら罰金払ってね」という内容の約束事を記しました。

私のように、職務上接触はやむなし、という方も多いんじゃないでしょうか。
上記の内容を私と同じにする必要はありませんが、少しでも参考にでもなれば幸いです。

 

第3者に公言しないこと

私は「第3者に公言しない」ということも約束事に盛り込みました。

※ここのブログで私の体験談を色々赤裸々に語っておりますが、個人を特定されないよう、色々とフェイク(嘘)を入れていますのでご安心を。

これを入れるか入れないかは双方で話し合って下さいね。
浮気相手側から考えると、この約束事は盛り込んでほしいでしょうけどね^^;

誰だって自分にマイナスなことは誰にも言って欲しくないですもんね。

 

その後は本件で争わないこと

この約束事は一番大事ですよ!

「サインしてこの問題が一応の解決を見せた後は、もうこのことで争いません。この取り決めた内容についても異論を唱えません」という約束を絶対にして下さいね。

示談書などの書面にサインするということは、お互いに納得した上での決め事になります。

後々のトラブルを回避させるためにも絶対明記しておいて下さい!
そして相手方にも、このこと(サインした後はもう争わないこと)をきちんと説明しましょう。

この約束事を明記しておくことで、以下の例のようなトラブルを回避することが可能になります。
※ただし、書類等、法的に何も不備がなかった場合。

具体的なトラブル回避例

・「慰謝料払いすぎたと思うからちょっと返して」
・「やっぱり不倫の事実はなかったよ。だから払った慰謝料返して」 etc...

 

まとめ

以上が盛り込むべき約束事の内容になります。

要点をまとめますと、

①慰謝料の取り決め

・支払い回数
・支払い方法
・支払日
・かかる手数料の負担は誰がするか
・支払いの遅延について
・支払いが滞った場合の提訴について、またその費用の負担

②その他の約束事

・関係を終わらせる、今後接触しない
・第3者に公言しない
・サインした後はこの件を蒸し返さない
・約束を破った場合のペナルティについて

上の方の説明でも少し触れましたが、盛り込む約束事は人により様々です。

上記で紹介したもの全部を取り入れてくれてもいいですし、そうでなくても構いません。
あなたにとって必要だと思うものを盛り込んで下さいね。

浮気した旦那さんとの約束事については、こちらの記事をご覧ください。

関連 浮気した夫との約束事&新ルール!再構築する私の場合

また、上記で紹介したものは、実際に私が浮気相手と交わした約束事でもあります。
上記のもの以外で盛り込んだ方がいい約束事等がありましたら、その都度、この記事に追記していきます。

これから浮気相手と話し合いがある方は、どうぞこの約束事の内容を参考になさって下さいね。

また、ご自身で示談書を作成中の方やこれから作られる方は、サンプルを添付しておきます。
私が自分で作って実際に使用した示談書を、PDF形式にしておりますので、好きなように活用下さい。

ただし、全て自己責任の上で活用下さい。
私は法律の専門家ではありませんので、トラブル等起こっても一切の責任を負いかねます。

PDF  示談書サンプル

注意

私は法律の専門家ではありません。この示談書サンプルを用いて起きた損害、損失、トラブル等について、一切の責任を負いません。ご使用される場合は自己責任でお願い致します。
また、他メディアへの転載は禁止とさせて頂きます。

ここまで読んで頂きありがとうございました!
少しでもあなたのお役に立てますように。

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