- 「慰謝料請求で泣き寝入りになりたくない」
- 「しっかり払ってほしい」
って思っていませんか?
そんなあなたに、泣き寝入りになるパターンについてご紹介&ご説明します。
こんにちは。過去に旦那さんの不倫が2回も発覚&不倫相手に慰謝料請求したことのあるシアンです。
前回の記事では支払能力の低い人について、「もし慰謝料請求した浮気相手が自己破産したら…」というお話をしています。
まだ読まれてない方はこちらからどうぞ。
前回の記事
泣き寝入りはしたくない!不倫相手の支払能力と自己破産
今回は前回の続きで、「じゃあ、どういった場合に泣き寝入りになってしまうのか?」ということを、貧乏&住所不明に焦点を当てて解説していきます。
事前に泣き寝入りになってしまうケースを知っておくことで、未然に防ぐことが出来るかも知れません。
- これから浮気相手と戦われる方
- 慰謝料請求しようか考えている方
- 慰謝料請求した不倫相手に逃げられそうになってる方
このようなあなたは、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
少しでも参考になれば幸いです。
浮気相手が貧乏だと慰謝料請求をしても払ってもらえない!?
慰謝料の額が示談や協議等、話し合いで決まるのが一番いいですよね。
双方の納得だけで解決になりますので、時間も労力も一番少なく済みます。
しかし、もしも万が一、話し合いでは解決せずに調停や裁判になった場合。
相手の支払能力や不法行為の悪質さ(結婚年数や不倫期間など)によって金額が決められてしまいます。
浮気相手の「支払い能力」ってどういうことか
法律の解釈としては「ない袖は振れない」です。
これは本当に残念なことですが、
- 収入がない、または極めて少ない
- 財産・資産がない
このような人からは慰謝料を取ることが出来ないんですよ。
こういう人から慰謝料を取れたとしても、本当に微々たる額になります。
結論を言うと・・・
収入も資産もない人からは慰謝料は貰えない
しかも、公正証書に残したとしても、実は、浮気相手が行方不明になってしまうと強制執行も難しいんですよ。
住所を特定しないと訴えることも出来ないからです。
(住所不明の説明については後述します)
支払能力が極めて低い不倫相手には「分割払い」を提案してみて
本当に収入が低い人には分割払いを提案しましょう。
できることなら一括で終わらせたほうが良いんですけどね。
不貞行為による慰謝料を一括で払ってもらうメリットは、
- トラブルを回避しやすい
- 浮気相手とあなたの繋がりもすぐに切れる
なので、あなたの精神面においてかなり楽になります。
一方、慰謝料を分割払いにした場合のデメリットは、
- 払い終わるまで浮気相手と繋がることになる
- 「本当に全額払ってくれるのか?」という不安
このような点が挙げられます。
・・・が!
パートナーとの浮気行為による、こちらの精神的損害を考えたら、一銭ももらわずに事を終わらせることは出来ませんよね。
相手にも少しぐらいは痛手を負ってもらわないと!←個人的な考えですが(笑)
きっちり慰謝料を回収したいなら、浮気相手の財産などは調べておくべき
口では何とでも言えます。
- 「うちの会社、給料が低くて〜」
- 「慰謝料払いたくても、これと言って働いてないし〜」
このように、「どうせ調べようがないでしょ」とタカをくくって、平気で嘘を並べたり、自分の都合の良い話をする人間もいます。
ですが、本当は預貯金や不動産など、何かしら資産を隠し持っている場合もあるんですよ。
もし預貯金や不動産があれば、それが強制執行(差し押さえ)の対象になります。
そこで、慰謝料請求をする前に、相手の支払能力や財産は、ある程度調べておいた方がいいですよ。
特に、
- しっかり制裁したい人
- 慰謝料をきちんと回収したいと思ってる人
このような方は、探偵に依頼するなどして実際に浮気相手と接触する前に、相手の経済状況などを調べておいて下さい。
ただ、その調べた結果、浮気相手が本当に貧乏で慰謝料を払って貰えなさそうな場合。
調査費用だけがかかって、逆にこちら側がマイナスになってしまうということも考えられます。
不倫相手の財産を調べたほうがいいとは思うんですが、調査費用もバカになりませんので調査を依頼する時は慎重に!
依頼する前には必ず無料相談をして、見積もりを取って下さいね。
なぜ、浮気相手が住所不明だと厄介なのか?
前述で軽く触れましたが、住所が判明していないと訴えを起こすことが出来ません。
当然ながら、慰謝料を支払うよう催告する内容証明郵便も送れません。
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要するに、最終手段である『裁判』を起こすことが出来ないということは、相手に逃げられてしまう可能性も高いってことなんですよ。
裁判を起こすまでの簡単な流れ
- あなたが訴訟を起こす
→相手の住所地の管轄の裁判所に訴状を作成して提出します。 - 裁判所が受理する
→書類等に不備がなければ受理されて、浮気相手のところに訴状を送付してくれます。 - 訴状が届く
→浮気相手宅に裁判所から訴状(「◯月◯日に裁判所に来てね」と呼び出しの内容も書かれてる)が届きます。
浮気相手が訴状を受け取った時点で「訴訟成立」となります。
訴訟を起こし訴状を送るために、相手の住所を特定しておく必要があるわけです。
浮気相手の住所を特定しておかないと訴訟を起こせない
裁判を起こせないことの問題点とは?
何が一番問題なのかと言うと、もしも万が一、相手に逃げられた場合、慰謝料を請求することが出来なくなるからなんですよ。
もし裁判が起こせるなら、仮に相手に逃げられたとしても、裁判をして強制執行するなり、お金を回収する方法はあります。
が、相手の住所が分からないということは、裁判が起こせないんです。
裁判が起こせない
↓
制裁が出来ない
↓
慰謝料請求ができない
(未払い分の督促ができない)
↓
お金が回収できない
このような事態になると、あなたが泣き寝入りとなってしまいますよね。
なので、泣き寝入りにならないためには、浮気相手の住所を特定することは必須ということです。
住所が不明の浮気相手には附票!
浮気相手が、引っ越したことを連絡せずに行方をくらます事があるかも知れませんよね。
浮気相手からすれば、
- 「これで逃げられた」
- 「誰にも何も言わずに引っ越したからもう大丈夫だろう」
などと思ってるのかも知れません。
このような場合、浮気相手を追跡してみましょう!
引越し先の新住所を調べる方法をご紹介します。
大前提:旧住所を知っている必要がある
前提として引っ越しする前の旧住所を知ってる必要があります。
引越し前の住所すら判明していない場合は、素人に追跡調査はちょっと難しいかも知れません。
まだ浮気相手の勤務先が分かってるなら調査はしやすいと思いますが、
- 勤務先も分からない
- 古い住所を知らない
- 急に引っ越されたようだ
- 音信不通
このような「雲隠れ」のような状態では探し出すのは難しいでしょう。
今回は古い住所を知っていること前提でお話していきますね。
「戸籍の附票」の取得方法
だいたいの方は引越しした際、住民票を移す手続き(転入、転出届)をしますよね。
引越し前の住所が分かっている場合、そこから新しい住所を突き止めることが出来るんです。
※個人情報にになりますので、正当な理由・根拠がなければ役所も第三者の個人情報は開示できません。その点はご安心下さい。
「附票」といって、住所の異動が記されている書類があるんですが、裁判を起こす場合などは第三者でも取り寄せることが出来るんですよ。
その附票を取得できたら、新しい住所を突き止めることが出来ます!
新しい住所が判明したら、内容証明や訴状を送りましょう!
附票の取り寄せについては、弁護士だと職権により取得することが出来ますので、弁護士に委任してもいいでしょう。
もしくは、探偵や興信所など調査のプロに依頼するのも一つの手です。
ただし、専門家などに依頼すると費用がかかりますので、その点に注意して利用するか検討して下さいね。
泣き寝入りになるパターン
では、最後に、私が考える一番最悪のケースについてお話しますね。
それは、
不倫相手が消息不明になってしまうこと
です。
たとえば
- 引っ越しをしたけど住民票を移してない
- 勤めていた会社もいつの間にか退職
(急に行方をくらました) - その上、浮気相手の財産や収入がない
このような場合が一番絶望的ですね。
行方をくらましただけなら、最悪、探偵に調査を依頼して居場所を突き止めることは可能でしょう。
ですが、結局は収入や財産が無ければ慰謝料を回収することが出来ません。
せっかく高いお金を出して浮気相手を見つけ出したとしても、浮気相手が慰謝料を払えるだけの財産や収入がなければ意味がないんです。。。
浮気相手の携帯番号だけ知っている場合は?
中には、浮気相手を話し合いの場に引きずり出せた方もいるでしょう。
そういう方々は浮気相手の携帯番号ぐらいはゲットできてるかも知れませんよね。
この場合はどうでしょうか。
話し合いで慰謝料の支払に同意したのに、急に行方をくらましたら・・・。
浮気相手が行方不明になっても、大丈夫と言えるでしょうか?
簡単に想像はつくと思いますが、相手が行方不明になったとき、携帯電話に連絡いれても、普通出てくれませんよね。
行方不明になる=あなたから逃げてるわけですから。
中には、本当に誰にも何も言わずに、家族や友人、何もかもを捨ててトンズラする浮気相手もいるかも知れません。
こういった場合、悔しいですが、慰謝料の回収は諦めたほうがいいでしょう。。。
探偵に依頼したところで、手がかりが少なすぎて失敗に終わるかもしれませんし、調査費用がかかるだけで、こちらにとってマイナスになってしまう可能性が極めて高いです。
本当にこうなってしまったら、泣きを見るのはこちらです。
そういったことを想定して、相手に逃げられないように策を講じるのがベストです。
ただし法は万全ではない・・・
本当に残念ながら『法』は万全ではありません…。
たとえ、慰謝料の支払いをする約束をして、それが滞ったとしても。
そのことについて罪に問うことが今の法律では出来ないんです。
未払いの浮気相手に対して罰則も懲役刑もないのが現実です。
仮に浮気相手に逃げ切られた場合、相手には何の罰則もないので、逃げてしまえば浮気相手は痛手を負うことがなくなります。
正真正銘、被害者であるこちらが泣き寝入りとなってしまうんですよ。。。
だからこのブログでも「泣き寝入りにならないために!」と何度も言っているんです。
泣き寝入りしない為にしておくべきこと・・・
やはり、泣き寝入りにならない為には、予め資産や財産の調査をしておくことをオススメします。
探偵に依頼できれば、不倫相手の資産・財産の状況や支払能力の有無、住所や職場の特定も可能なので、慰謝料請求はしやすくなりますよ。
私もそうですが、金銭的に余裕のない主婦でしたら、出来るだけお金をかけずに慰謝料請求をして、慰謝料は貰えるだけ貰いたいですよね。
そういう方々にお伝えしたいのが、事前にいっぱい勉強しておくことです!
慰謝料請求の仕方もそうですが、浮気相手は人間です。
本当に色んな人がいます。
- 誠実な人
- 自分が一番で逃げることだけを考えてる人
- お金を持っている人
- 社会的地位を築いてる人
十人十色。
色んな人がいますよね。
色々なことを想定して万全を期すことが一番大事なんじゃないでしょうか。
色んなケースを想定しておくことで、相手が逃げそうになった場合でも冷静に対処できるはず。
想定するパターンが多いほど、泣き寝入りを回避できる可能性は増します。
もし、浮気問題に強い探偵社をお探しなんであれば、こちらを参考にして下さい。
少しでも多くの人が泣き寝入りになりませんように。
私のこの記事が参考になれば嬉しいです。頑張って下さい!
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