今回は、不倫相手との話し合いにおいて注意すべき点について詳しくご説明していきます。
- 不倫相手と話し合いすることになったけど、何に気をつけたらいい?
- どういう話の進め方をすればいいの?
という不倫相手との話し合いに関する内容です。
今回は、専門家や第三者を間に入れず、あくまで「自分一人で解決させる話し合い(=示談・和解)」というスタンスで話を進めていきます。
専門家に依頼しようとお考えでない方は、ぜひ参考にして下さいね。
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不倫相手と直接会って話し合いすべきか?
自分たちだけで話し合うのはリスクが伴う!
パートナーの不倫が発覚して、不倫相手と直接対決(話し合い)を選んだあなた。
間に専門家を入れない話し合いというのは、色々と危険やデメリットがあって、実はリスクの伴う行為なんですよ。
- 後々トラブルになる!
- 慰謝料が回収できない!
- 逆に訴えられる危険性!
しっかり準備をして、リスク回避のための手段を打っておかないと、後であなたが泣き寝入りになってしまう場合もあるんです。
なので、あらゆる事態を想定して不倫相手との話し合いに臨まなくてはなりません。
後々トラブルにならないためにも、注意点はしっかり確認しておきましょうね!
不倫相手との話し合いにおける注意点は、大きく分けて4つのポイントがあります。
- 不倫相手と実際に話し合いをするための事前準備
- 話し合いをする場所選び
- 話し合い中に注意すること
- 話し合いの進め方
では、それぞれ詳しく説明していきます。
不倫相手との話し合い前に準備するもの!
まず、不倫相手と話し合いの当日までに準備しなくてはならないものが2つあります。
- 不倫の証拠
- ボイスレコーダー
この2つは絶対に必要不可欠なものですので、話し合いの前日までに必ず準備しておいて下さい!
決定的な不倫の証拠
相手が反論する隙がないような証拠を揃えましょう!
証拠がないことには相手に慰謝料請求なんて出来ませんからね。
「不倫の証拠」はあなたの最大の武器になります。
特に不倫相手を完膚なきまでに叩きのめしたい方は、しっかり証拠を揃えてから話し合いに臨むようにして下さい。
関連記事浮気の”証拠”とは?
関連記事証拠を集めなくてはならない理由
話し合いの内容を記録するボイスレコーダー
ボイスレコーダーが必要な理由は、後々のトラブルを回避するためです。
人の記憶は不確かなものなので、「言った」「言わない」の水掛け論に発展する可能性があります。
相手がどう言ったのか?
自分はどう答えたのか?
きちんと証拠として残しておきましょう。
持ってない人は、話し合いの前日にきちんと用意して、ボイスレコーダーが使えるように準備しておいて下さいね。
ホームセンターでも安い物でしたら3千円くらいで販売していますよ。
ただ、安すぎるボイスレコーダーは音飛びしたりして、品質に問題があるケースがあるので、できればきちんとした品質の良い物を選んでおいた方が安心です。
最悪なケースとは…
このような、「あなたの問い詰めが怖くて早く話し合いを終わらせたかったから”嘘の自白”をした」というようなことを述べられると、第三者の人間は、
「そうなのか」
「それは本当か?」
と、あなたと不倫相手、どちらの主張が正しいのか分からなくなってしまいますよね。
ですが、ボイスレコーダーでしっかり話し合いの内容を録音しておけば、このような事態は回避できます。
第三者の方も「嘘の自白」が嘘だとすぐに分かってくれます。
後々のトラブルを防ぐことができる大変優秀なアイテムですので、必ずボイスレコーダーを準備してから話し合いをしましょう!
大まかな制裁内容・約束事を決めておく
証拠とボイスレコーダー以外にも、あなたの頭の中で準備しなくてはならないものがあります。
それは、制裁内容と約束事。
証拠が揃ったら自分がどうしたいのか?
不倫相手にどのような制裁を加えたいのか?
ある程度の内容を、話し合い前に決めておきましょう。
- 慰謝料の請求はするのか
- 請求する場合は金額はいくら請求するのか
- 一括で支払わせるのか分割にするのか
- 接触禁止の約束事を取り付けるのか
- その場合、約束を破ったらどうするのか etc...
話し合いの途中で制裁内容を変更することもあるかと思います。
ですので、「きっちり完璧に決めてから臨むのではなくて、方向性をある程度決めてから話し合いする」というのがいいでしょう。
こちらもチェック!
浮気相手と話し合うべき内容!
追記:話し合いする場所
[※2018年1月3日 追記]
電話での話し合いも可能ではありますが、やはり直接会って話し合いをするのが理想です。
- 言葉のニュアンスが伝わらない。
→意図しない方向に話が進む恐れ - 示談書を書かせることができない。
→約束事を守ってくれない可能性
場所選びのポイント
直接不倫相手と会って話し合うにしても、どこで会ったらいいのか疑問に思われる方もいますよね。
一番のおすすめは、ホテルのラウンジや居酒屋の個室みたいに仕切られてる空間があり(←でも完全な個室ではない)ある程度静かなお店です。
- 完全な個室(=密室)は避ける
- ガヤガヤしている店も、出来るなら避ける
- 完全ではないけど、ある程度仕切られた空間がある店が好ましい
完全な個室は避けて!密室は絶対NGです!
一番注意しなくてはならないのが、完全に密室になるような場所は絶対にNGということです。
- あなたの自宅
- 不倫相手の自宅
- ホテルの部屋 etc...
このような完全な個室は、一見すると話し合いが進みやすく感じますよね。
ですが、実は密室になってしまうので、かなり危険なんですよ。
個室がダメな理由
浮気相手からしたら、あなたは邪魔な存在かも知れません。
このように考えてる方も少なくないでしょう。
なので、「万が一の事態」を考えて、完全に個室になるような場所は絶対に避けて下さいね。
出来るならガヤガヤした場所も避けて
ファミレスなども人の目があるので、万が一何かあった場合には安全ではあるんですが、あまりガヤガヤしていると、話し合いに集中できない恐れもあります。
場所選びって意外と難しいですね(笑)
それに、隣の席との距離が違い場合もあるので、隣の人に会話が丸聞こえってこともあります。
- 集中力に欠けそうな人
- 他の人に話を聞かれたくない人
このような方は、ファミレスなどのガヤガヤした場所は避けたほうが無難ですね。
重要なのは「人目がある場所」!
不倫相手との話し合いで、何かあった場合に誰かに助けてもらえるように対策を打っておくことが一番重要です。
つまり、人目がある場所を選ぶのが一番のポイントと言えますね。
言い争いに発展したら、だいたいはお店の方が止めに入ってくれますので、そういった『万が一』のことを考えての場所選びをしていれば間違いないでしょう。
間違っても、自宅などの完全密室で話し合いをしないよう、十分にお気をつけ下さいね。
場所選びのポイント
ガヤガヤしているファミレスよりは、ホテルのラウンジなどのある程度静かな場所の方がベター。
[追記ここまで]
話し合う際の注意点
では、実際に不倫相手との話し合いの際に注意する点についてご説明します。
注意するポイントは、
- 不倫相手の身分証を提示してもらう
- ボイスレコーダーで話し合いを記録する
- 絶対に不倫相手を脅してはダメ
です。
不倫相手の身分証明書を提示してもらおう!
話し合いの場へ不倫相手を引きずり出すことが出来たら、一番初めに身分証の提示をしてもらって、そのコピーを取りましょう。
そうすることによって、
- 不倫相手の逃亡を防ぐ
- 精神的負荷を与える
このような狙いがあります。
後々、不倫相手に逃げられたとしても、身分証に記載されてある住所を残しておけば、新しい住所を突き止められる場合もあります。
チェック!不倫相手の住所について
それに不倫相手に少しでも誠意があれば「大変なことをしてしまった…」という自覚にも繋がるので、不倫相手の身分証のコピーは必ずゲットしておきましょう!
そして気をつけないといけないのが、きちんと相手の了承を得てから身分証の提示&コピーを取るということ。
浮気相手が了承していないのに、無理やりコピーしたりすると強要罪に問われる可能性もあるので要注意!
もしも不倫相手が身分証の提示を渋るようでしたら、精神的に追い詰めて下さい(笑)
「身分証提示の拒否」の回避例
- 「悪用されるのを心配しているんでしたら大丈夫ですよ。
もしも悪用した場合、私があなたに損害賠償として○○万円支払います。」 - 「あなたが逃亡するかも知れませんよね?その保証は誰がしてくれるんですか?
身分証を提示するか、誰か保証してくれる人を話し合いの席に呼ぶか、どちらがいいですか?」
こんな感じで、提示を拒む人には理由を聞いて、その理由を論破して下さい。
ポイント
- 身分証の提示をさせる。
→強要は絶対にダメ!必ず相手の了承を得てから。 - 提示を拒む人には、理由を聞いて論破しよう。
慰謝料請求したい人は、不倫相手の特定は必須!
特に、浮気相手へ慰謝料請求をされる方は、相手の特定(名前と住所)は必須項目です。
話し合いの前に既に相手が特定できてるのなら、身分証の提示はあまり意味がないのかも知れません。逃げたところで、名前と住所が分かってれば追いかけることも可能ですからね。
しかし、話し合いの場で初めて相手の名前や住所が特定出来るって方は、本当に気を付けて下さい。
慰謝料請求が出来なくなる可能性も出てきますので、絶対に身分証を提示してもらわなければなりませんよ!
脅すのは絶対ダメ!
脅すのは絶対にダメですよ。
「脅迫罪」に抵触してしまう恐れがありますので。
これは完全にアウトです。
不倫の事実が確かであったとしても、事実の有無にかかわらず、脅迫罪、強要罪に抵触してしまいます。
あなたが逆に訴えられたりして、あなたに危険が及ぶ恐れがあるので、脅すような言動は一切しないでくださいね!
冷静に、淡々と事実確認を!
話し合いにおいて一番重要かつ、難しい点ですが、感情は挟まずに冷静に事実確認をするように努めましょう。
自分の感情は表に出さないようにするのが大事です。
自分の感情が表に出てしまうと、話し合いが先に進みにくくなるばかりか、かえってパートナーの心が離れる可能性もあります。
刑事のように、淡々と取り調べ(事実確認)をして下さいね。
私の場合…
私は冷静に、淡々と話し合いを進めていたら、
(あぁ…罵詈雑言あびせたい…)
ただ自分の感情を一切挟まずに話し合いを進めてただけなんですけどね。
あー、今思い出しても腹が立つなぁ…。
話し合いの内容&進め方
では実際に話し合いの進め方を説明しますね。
話し合いを進めるに当たって最も注意するポイントは、
- ボイスレコーダーで話し合いの記録をしっかり取っておくことと
- 交わした約束事は全て書面に残しておくこと
です。
ボイスレコーダーで話し合いの内容を記録!
話し合いを始める前に、
「言った」「言わない」を防ぐためにも必要なので。
などと、一言断りを入れてボイスレコーダーを起動して下さい。
上述したように、話し合いの内容を記録することで、後々のトラブル防止に役立ちます。
相手に何も知らせずに勝手に録音(いわゆる「盗聴」)してしまうと、いらぬトラブルを招く要因となってしまいますので、相手に一言「録音します」と伝えましょう。
チェック!
ボイスレコーダーの選び方!
相手に不倫の自白をさせろ!
まずは、
「不倫関係にあった」
「奥様(旦那様)を傷つけて反省している」
という言質を取って下さい。
「うちの旦那(妻)の○○と不倫関係にあったんですよね?」と一番最初に聞きましょう。
「相手に不倫関係を認めさせる」という行為、言葉を録音することが大事です!
この言葉をきちんとボイスレコーダーでしっかり録音して下さいね!
(不倫関係の事実を相手が認める(自白する)ことにより、慰謝料請求がしやすくなります)
ポイント
約束事は書面に残しておくこと!
私も実際に不倫相手といくつか約束事を取り交わしました。
要約すると、
- 慰謝料を請求する
- 私的な接触禁止。破った場合、罰金◯万円
- 後から「払いすぎたから返して」というのはナシ
- 書類にサインした後は、この争いごとに関してはもう終わり
だいたいこんな感じ内容です。
そして、不倫相手との話し合いで決めた約束事は、必ず書面に残しておいてください。
ボイスレコーダーで話し合いの内容を記録だけでなく、書面にも残しておくことで、後々トラブル(慰謝料の未払いや裁判など)が発生した場合に、あなたの身を守ってくれる強力な武器になります!
なので、慰謝料やその他の約束事を取り交わしたのなら、必ず書面に記録して、話し合いをした証拠を保管しておきましょう。
チェック!
【追記あり】不倫後の約束事は必ず書面に!
約束(制裁)は慰謝料請求だけではない!
不倫相手との約束事(制裁)は、慰謝料だけではありません。
接触禁止なども約束させることができますので、細かい内容までしっかり話し合っておく必要があります!
以下の記事で、話し合うべき内容について詳しく解説しています。
この記事のまとめ
不倫相手との話し合いでの注意点!
-
- 事前に不倫の証拠とボイスレコーダーの準備
- 話し合いの場所は密室を避ける
- 話し合いは、感情を挟まずに冷静に事実確認をする
→不倫相手を脅すような発言は絶対にダメ。 - 不倫相手の身分証のコピーを手に入れる。
- ボイスレコーダーで話し合いの内容を記録
- 交わした約束は必ず書面に残しておく
ここまで慎重に話し合いに臨むのは、あなた自身を守るためでもあるんですよ。
しっかり話し合いの内容を記録して、「双方が納得の上での合意」ということを証拠として残しておかないと、
「やっぱり慰謝料払わない」
「本当は不倫なんてしてない」
「この話し合いの内容は全部嘘だ」
などと、後からいちゃもんをつけられるケースもあるんです。
そうなった際に、論破する材料が必要になりますので、話し合いの内容をしっかり記録することがポイントです。
慰謝料請求を考えてる方は証拠集めをしっかり!
不倫相手に慰謝料請求をして、しっかり制裁をしたいというあなたは、不倫の証拠が必要不可欠です。
特に、「完膚なきまでに相手を叩きのめしたい!」とお考えの方こそ、絶対に決定的な不倫の証拠を集めておかなければなりません。
証拠を取っておかないと、不倫相手に逃げられる恐れもあるからです。
あなたは私のような泣き寝入りにならないで下さいね…。
詳しくは以下の記事もご覧下さい。
【泣き寝入り体験談】証拠がないまま不倫相手と接触したらこうなる・・・
浮気の証拠について
自分自身でなんとか不倫の証拠を手に入れようとお考えの方は、以下の記事も一度目を通しておいてください。
基礎知識編①証拠を集める重要性
②浮気の証拠とは?
③不倫の時効について
①”きちんとした証拠”と”集める手段”
②何をどうやって集めるのか?
③その他の証拠について
①どのような使い方が出来るのか?
②離婚・再構築での使い方
③慰謝料請求について
自分で証拠集めするのが不安ならプロに相談しよう
自分で証拠を集めるのが不安に感じるんでしたら、プロに相談してみましょう。
相談は無料で、しかも匿名でも相談できますので、気軽に尋ねてみることが出来るようになってますよ。
ぜひ「探偵に依頼するメリット・デメリット」も参考にしてみて下さい。
既に探偵に依頼することを決めてるあなたは「私がオススメする探偵社」をどうぞ。
もし、自分自身で証拠集めをしようとお考えの方や、正しい知識が欲しいとお思いの方は、ぜひ「探偵いらずの浮気調査マニュアル」を読んでみて下さい。
何かしら活路が見出だせたら、と思います。
あなたが敵と闘って勝利することを願ってます。